エルデンリング技魔ビルド最強育成論!武器・ステ振り解説

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フロム・ソフトウェアが贈る大ヒットアクションRPG「ELDEN RING(エルデンリング)」。その広大な世界でプレイヤーを悩ませるのが、無限とも思えるキャラクタービルドの選択肢です。中でも、華麗な剣技と強力な魔術を両立する「技魔ビルド」は、多くの褪せ人を魅了する人気のスタイルです。しかし、その魅力に惹かれつつも、「技魔ビルドは本当に強いのか?」「序盤のステ振りはどうすればいい?」「筋魔ビルドとどっちがおすすめ?」といった数々の疑問や不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。

また、最適な武器や装備の選定、最強武器の一角である「名刀月隠」を主軸にしたビルドやスタイリッシュな二刀流スタイル、さらには対人戦や高周回を見据えたレベル200の完成形まで、考えるべき要素は多岐にわたります。一部では「器用貧乏で弱い」と言われることもありますが、それは育成方針が定まっていない場合に限られます。正しい知識を持って育成すれば、本作屈指の対応力と瞬間火力を誇る強力なビルドとなるポテンシャルを秘めているのです。

この記事では、そんな技魔ビルドの構築に悩む褪せ人に向けて、序盤の進め方からレベル200の完成形まで、育成の全てを網羅的かつ徹底的に解説します。この記事を読めば、あなたの技魔ビルドは必ずや最強への道を歩み始めるでしょう。

この記事で分かること

  • 技魔ビルドの育成方針とステ振りのコツ
  • 序盤から終盤まで使えるおすすめの武器と戦技
  • 人気の月隠ビルドや二刀流スタイルの構築法
  • 技魔ビルドが弱いと言われる理由と実際の強さ

エルデンリング 技魔ビルドの育成論

技魔ビルドは弱いという噂を検証

結論から言うと、エルデンリングにおいて技魔ビルドは全く弱くありません。むしろ、正しく育成し、プレイヤースキルが伴えば対人戦(PvP)から高難易度のボス攻略まで、あらゆる状況で幅広く活躍できる非常に強力なビルドです。では、なぜ一部のプレイヤーから「弱い」という意見が聞かれるのでしょうか。

その最大の理由は、育成序盤の難しさとステータス管理の複雑さにあります。技魔ビルドは、近接攻撃の火力を司る「技量」と、魔術の威力を司る「知力」という2つの攻撃ステータスを同時に伸ばす必要があります。それに加え、生存に不可欠な「生命力」や、魔術・戦技の使用回数に関わる「精神力」、装備重量を管理する「持久力」など、多くのステータスへバランス良くルーンを割り振らなければなりません。

そのため、特にゲーム序盤は特定のステータスに特化したビルド(純魔ビルドや脳筋ビルドなど)と比較して火力を出しにくく、「器用貧乏」な状態に陥りがちです。この火力が伸び悩む時期に挫折し、「技魔は弱い」という印象を持ってしまうプレイヤーが少なくないのです。

技魔ビルドの注意点と求められるスキル

育成序盤は生命力や精神力にもステータスを割く必要があるため、どうしても火力が伸び悩む傾向にあります。この苦しい時期を乗り越えられるかどうかが、技魔ビルドを使いこなす上での最初の関門と言えるでしょう。また、重量武器を持つ筋魔ビルドなどと比べて強靭度が低くなりがちなため、敵の攻撃を的確に回避(ローリング)したり、間合いを管理したりするプレイヤースキルが強く求められます。

しかし、物語が中盤に差し掛かり、強力な専用武器(特に「名刀月隠」)を手に入れ、ステータスが十分に伸びてくると状況は一変します。「技量」を上げることで得られる物理火力の向上と詠唱速度の短縮、高まった「知力」による高威力の魔術、そして強力無比な武器戦技が完璧に噛み合わさり、他のビルドを圧倒するほどの瞬間火力と対応力を発揮することが可能になります。序盤の苦労は、この圧倒的な強さを手に入れるための布石と言えるでしょう。

技魔と筋魔はどっちを選ぶべきか

知力系のビルドを考える際、技魔ビルドと必ず比較対象となるのが「筋魔ビルド」です。どちらも知力を主軸に近接戦闘を行うスタイルですが、その性質は大きく異なります。どちらのビルドを選ぶかは、プレイスタイルや最終的に使いたい武器によって決めるべきであり、それぞれの長所と短所を深く理解しておくことが重要です。

ここでは、技魔ビルドと筋魔ビルドの主な違いを、より詳細な比較表で解説します。

項目 技魔ビルド (技量/知力) 筋魔ビルド (筋力/知力)
戦闘スタイル 素早い武器と高速詠唱の魔術を組み合わせ、敵を翻弄するヒット&アウェイスタイル。 重量武器の高い強靭削りと物理火力で敵を圧倒し、隙を見て高火力魔術を叩き込むスタイル。
詠唱速度 技量を上げることで自然に詠唱速度が向上するため、非常に速い。 技量を上げないため詠唱速度は遅い。「ラダゴンの肖像」などのタリスマンで補うことが必須。
主力武器の例 名刀月隠、暗月の大剣、死の儀礼の槍、打刀(冷気/魔力派生)など。 暗黒の月の大剣、遺跡の大剣、星砕きの大剣、マレニアの prosthesis-hand など。
メリット ・詠唱速度が速く、近接攻撃の合間に魔術を挟むコンボが強力。
・武器の振りが速く、手数でダメージと状態異常を稼げる。
・回避を主体としたスタイリッシュな戦闘が楽しめる。
・武器の物理火力と強靭削り性能が非常に高い。
・重厚な防具を装備しやすく、強靭を確保しやすい。
・大型の敵や体勢を崩しやすいボスに対して有利。
デメリット ・強靭が低くなりがちで、敵の攻撃で怯みやすい。
・一撃の火力は筋魔に劣ることが多く、持久戦になりやすい。
・武器の振りが遅く、攻撃後の隙が大きい。
・詠唱速度が遅いため、魔術を使うタイミングが限られる。

あなたのプレイスタイルに合うのはどっち?

スピード感のある戦闘が好きで、華麗な剣技と魔術を流れるように繰り出す魔法剣士を目指すなら、間違いなく技魔ビルドがおすすめです。一方で、敵の攻撃をものともせず、一撃一撃の重みで敵を粉砕する重戦士のような戦い方に魅力を感じるなら、筋魔ビルドが向いているでしょう。最終的には、使ってみたい武器を基準に選ぶのが一番です。

序盤攻略とおすすめの素性

技魔ビルドを効率的に、そして快適に進める上で、ゲーム開始時の素性選びは非常に重要な第一歩です。おすすめの素性は、技魔ビルドに必要なステータスが高く、無駄なステータスが少ない「侍」または「囚人」の二択と言えるでしょう。

素性比較:侍 vs 囚人

素性 レベル 生命力 精神力 持久力 筋力 技量 知力 信仰 神秘
9 12 11 13 12 15 9 8 8
囚人 9 11 12 11 11 14 14 6 9

侍は技量が高く、囚人は技量と知力がバランス良く高いのが特徴です。信仰や神秘が低いため、技魔ビルドにとって無駄なステータスが少ない点も共通しています。

素性「侍」の利点

侍は初期装備の「打刀」と「長弓」が非常に優秀です。特に打刀は、高い出血効果を持ち、戦技の付け替えも自由に行えるため、序盤から最終盤まであらゆる場面で活躍できる名刀です。初期ステータスも技量が高いため、まずは生命力や精神力を確保しつつ、少しずつ知力を上げていくだけでスムーズに技魔ビルドへ移行できます。近接戦闘から始めたいプレイヤーに特におすすめです。

素性「囚人」の利点

囚人は技量と知力が初期からバランス良く高く、まさに技魔ビルドを体現したようなステータス配分です。初期魔術の「魔術の輝剣」も序盤においては使いやすく、最初から魔術剣士としてのロールプレイを存分に楽しみたい方には最適の素性と言えるでしょう。

序盤の進め方としては、まずリムグレイブを探索して地図や聖杯瓶を強化し、その後リエーニエ地方へ向かうのが王道ルートです。リエーニエのカーリアの城館では、序盤で手に入る杖としては破格の性能を持つ「カーリアの輝石杖」が入手できます。武器は、侍であれば初期装備の打刀に戦灰を付けて「冷気派生」させるのが非常におすすめです。これにより、出血に加えて凍傷の状態異常も狙えるようになり、序盤のボス戦が格段に楽になりますよ。

技魔ビルドのステ振りの基本

技魔ビルドのステ振りは、常に全体のバランスを意識することが重要です。以下の優先順位を参考に、計画的にルーンを割り振っていきましょう。

  1. 生命力: 最優先で確保すべきステータスです。まずは20〜30程度まで振り、敵の攻撃を数発耐えられるようにします。
  2. 知力・技量: 装備したい武器・魔術の要求値を最優先で満たします。その後は、火力が伸びやすい方に振るか、均等に上げていきます。
  3. 精神力: 魔術や戦技をストレスなく使えるよう、20〜25程度を目安に振ると快適になります。
  4. 持久力: 装備重量に余裕を持たせ、ローリングが遅くならないように管理します。必要に応じて少しずつ振りましょう。

ステータスの「ソフトキャップ」を意識しよう

エルデンリングのステータスには、一定値を超えると伸びが悪くなる「ソフトキャップ」と呼ばれるものが存在します。例えば、生命力は40と60、攻撃系ステータスは50〜60と80が目安です。この数値を意識することで、より効率的なステ振りを行うことができます。

レベル50時点でのステ振り目標

リエーニエ地方を攻略し終える頃の目標となるステータス配分です。まずはこの数値を目指してレベルを上げていきましょう。

  • 生命力: 25-30
  • 精神力: 20
  • 持久力: 15
  • 技量: 20
  • 知力: 30

この段階では、まだ爆発的な火力を出すのは難しいかもしれませんが、「死なないこと」を最優先に立ち回ることが、結果的に攻略をスムーズに進めるコツです。

レベル100〜120時点でのステ振り目標

このレベル帯は、多くのプレイヤーが1周目のクリアや対人戦の目安としています。ビルドの方向性が完全に固まり、主力武器である「名刀月隠」の性能を最大限に引き出すことを想定したステ振りです。

  • 生命力: 40
  • 精神力: 25
  • 持久力: 20
  • 技量: 40-45
  • 知力: 50-55

レベル200を目指すビルドプラン

レベル200は、対人戦のヘビー級カテゴリや、2周目以降の高周回プレイを快適に楽しむための完成形の一つの目安です。ここまできたら、さらに火力を追求する、耐久力を高めて安定性を増す、あるいは使用できる魔術の幅を広げるなど、自分のプレイスタイルに合わせて自由にカスタマイズしていきましょう。

以下は、レベル200の技魔ビルドにおける汎用性の高いステ振り一例です。

ステータス 目標値 目的と解説
生命力 50-60 ソフトキャップである60を目指すことで、高周回のボスの苛烈な攻撃や、対人戦での即死を防ぎます。
精神力 30-38 FPの最大値が増え、強力な魔術や戦技を気兼ねなく使えるようになります。38で聖杯瓶の回復量が最大になります。
持久力 25-30 ある程度の重さの防具を装備し、強靭度を確保するため。スタミナも増え、攻撃や回避の選択肢が広がります。
技量 50-60 武器の物理攻撃力を高めつつ、詠唱速度をさらに向上させます。ラダゴンの肖像と合わせて最速詠唱を目指します。
知力 70-80 魔術の威力、および武器の魔力属性攻撃力を最大化するための数値です。80が魔術威力の大きなソフトキャップです。

ここまでレベルを上げると、ほとんどの敵を圧倒できるほどの火力を手に入れられます。技量のステータスは単体で詠唱速度に影響し、最大で70まで効果がありますが、タリスマン「ラダゴンの肖像」(技量30相当)を装備すれば、技量40でも最速詠唱が可能です。そのため、技量を50程度に抑えて、その分を生命力や持久力に回すのも非常に有効な選択肢ですよ。

エルデンリング 技魔ビルドの最適装備

技魔ビルドで持つべき武器

技魔ビルドの強さは、使用する武器に大きく依存すると言っても過言ではありません。ここでは、序盤から終盤まで、あらゆる場面で活躍するおすすめの武器を詳しく紹介します。

名刀月隠

技魔ビルドの代名詞とも言える、最強の刀です。技量と知力の両方に高い補正がかかり、通常攻撃も強力ですが、真価は専用戦技「束の間の月影」にあります。この戦技は、納刀状態から高火力の魔力属性の光波を放つもので、攻略・対人問わず絶大な性能を誇ります。そのあまりの強さから、過去のアップデートで下方修正された経緯があるほどです。
入手場所はケイリッドの「ゲール坑道」で、ボスである「溶岩土竜」を倒すことで入手できます。

暗月の大剣

魔女ラニの一連のイベントを最後まで進めることで入手できる伝説の武器。戦技「月光剣」で刀身を冷気をまとった魔力エンチャント状態にでき、この状態での溜めR2攻撃から放たれる月光波は、非常に高い火力と強靭削り性能を誇ります。月隠とは異なり、こちらは筋力補正も少しあるため、ステ振りに若干の注意が必要です。

死の儀礼の槍

巨人たちの山嶺、しろがねの里の北西にいるボス「死儀礼の鳥」を倒すことで入手できる槍。広範囲を攻撃できる専用戦技「死の儀礼の槍」が最大の特徴です。地面から無数の槍を突き出すこの戦技は、集団戦で特に真価を発揮し、安全な位置から敵を一掃できます。

その他の強力な候補武器

上記のユニーク武器以外にも、強力な選択肢は多数存在します。序盤で手に入る「打刀」に戦灰を付けて「冷気の打刀」にするのは定番の強ムーブです。また、魔術剣士の初期装備である「カーリアの輝石剣」や、美しい刀身を持つ「グランサクスの雷」(技量寄り)なども、プレイスタイルによっては主力となり得ます。自分のプレイスタイルや、その時点での攻略状況に合わせて武器を選びましょう。

武器に付けるべきおすすめ戦技

「名刀月隠」のように固有戦技を持つ武器も強力ですが、戦灰によって通常武器に戦技を付けることで、戦術の幅はさらに大きく広がります。技魔ビルドでは、武器に知力補正を付けられる「魔力派生」や、凍傷の状態異常を付与できる「冷気派生」が基本となります。

汎用性の高いおすすめ戦技

  • 霧の猛禽: 敵の攻撃に合わせて姿を消し、落下攻撃で反撃できる回避系の戦技。敵の強力な攻撃をチャンスに変えられます。(入手:サリアの街、隠された階段の先の甲冑騎士)
  • 冷気の霧: 前方に冷気の霧を発生させ、範囲内の敵に継続的に凍傷の蓄積を与えます。動きの遅い敵や大型の敵に有効です。(入手:リエーニエの祝福「スリーシスターズ」南西の廃墟)
  • グレートカーリア: 武器に魔力の輝剣をエンチャントする戦技。エンチャント後のタメ攻撃は、特大武器並みの非常に高いダメージを叩き出せます。(入手:カーリアの城館の糞転がし)
  • 剣舞: 素早い連続攻撃を繰り出す高火力な戦技。手数で押す技魔ビルドのスタイルと非常に相性が良いです。(入手:リエーニエの祝福「湖の東屋」北西の夜の騎兵)

技魔ビルドのおすすめ装備

武器だけでなく、防具やタリスマンもビルドの強さを最終的に決定づける重要な要素です。ここでは、技魔ビルドの性能を最大限に引き出すためのおすすめ装備を紹介します。

防具

防具は、魔術の威力を高める特殊効果を持つものや、ステータスを底上げするものがおすすめです。防御力や強靭も重要ですが、まずは特殊効果を優先しましょう。

  • 双賢の輝石頭: 知力を+6も高める非常に優秀な頭防具。デメリットとしてHPとスタミナが少し減少します。(入手:レアルカリア魔術学院)
  • 雪魔女シリーズ: 冷気魔術の威力を高める効果を持つ防具シリーズ。「アデューラの月の剣」や「氷の霧」といった冷気系魔術を多用するなら必須級です。(入手:ラニのイベント)
  • 魔術剣士シリーズ: 軽装で装備しやすく、魔術や戦技の威力をわずかに底上げする効果があります。(入手:魔術師ロジェールのイベント)

持久力と相談しつつ、強靭度が51以上になるように調整すると、多くの敵の弱い攻撃で怯まなくなるため、戦闘が格段に安定します。

タリスマン

タリスマンは、ビルドの長所をさらに伸ばしたり、短所を補ったりできる最重要装備です。4つのスロットをどう使うかで、戦闘スタイルが大きく変わります。

タリスマン名 効果と入手場所
魔術師塊のタリスマン 魔術の威力を大きく高める(約8%)。純魔だけでなく技魔でも恩恵は絶大。(サリアの隠し洞窟)
ラダゴンの肖像 魔術と祈祷の詠唱速度を速める(技量30相当)。技量が低い序盤や、最速詠唱を目指す上で必須。(レアルカリア魔術学院)
アレキサンダーの破片 戦技の威力を大きく高める(約15%)。名刀月隠などの戦技を主力にするなら絶対に外せません。(壺士アレキサンダーのイベント完走)
ゴッドフレイの肖像 タメ使用の魔術や戦技の威力を高める(約15%)。暗月の大剣の月光波などを多用する場合に強力です。(黄金樹の封牢)
カーリアの徽章 戦技の消費FPを軽減する(約25%)。戦技を連発したい場合に非常に有効。(王家のカーリア騎士、イジーから購入)

人気の月隠ビルドを徹底解説

技魔ビルドの中でも、その圧倒的な強さと使いやすさから特に人気が高いのが、「名刀月隠」を主軸に据えたビルドです。このビルドの強さは、繰り返しになりますが、専用戦技「束の間の月影」の他に類を見ないほどの圧倒的な性能にあります。

月隠ビルドの強み(詳細解説)

  • 高火力・高衝撃力: 納刀からのR2(強攻撃)で放たれる縦方向の光波は、威力が高いだけでなく、敵の体勢を崩す「衝撃力」が非常に高いです。多くのボスに対して数発当てるだけで体勢を崩し、致命の一撃を狙うチャンスを安全に作り出せます。
  • 優れたリーチと状況対応力: 納刀からのR1(弱攻撃)は、素早い横薙ぎの斬撃と光波を同時に放ちます。こちらは発生が速く、素早い敵や複数の敵を相手にする際に有効です。遠近両方の敵に完璧に対応できます。
  • 驚異的なFP効率: これだけの高性能にもかかわらず、戦技のFP消費が少ないのも大きな魅力です。精神力にそこまで振っていなくても、ボス戦で何度も戦技を繰り出すことが可能です。

月隠ビルドの基本戦術とコンボ

基本戦術は、敵との距離を保ちながら戦技の光波(R2)で牽制し、体勢を崩したり、大きな隙を見せたりした瞬間に接近して通常攻撃やR1派生の斬撃を叩き込むことです。さらに、「魔術の輝剣」などの設置型魔術と組み合わせることで、敵を回避させ、その着地に戦技を合わせるという強力なコンボも可能になります。あらゆる敵に対応できる、まさに万能の戦闘スタイルと言えるでしょう。

月隠をメインで使う場合、ステ振りは技量と知力にバランス良く振るのが最もおすすめです。この武器は両方のステータスから均等に攻撃力補正を受けるため、どちらかに偏らせるよりも、均等に伸ばすことで最大火力を引き出すことができます。

二刀流スタイルの構築方法

技魔ビルドは、二刀流(パワー・スタンス)との相性も抜群です。特に、同じ武器カテゴリの武器を両手に持つことで可能になる二刀流攻撃は、攻撃モーションが素早くなり、ヒット数が増えるため、状態異常の蓄積を効率的に狙えます。

おすすめの二刀流組み合わせ

  • 名刀月隠 + 冷気の打刀: 最もオーソドックスかつ強力無比な組み合わせです。右手に月隠、左手に冷気派生させた打刀を持つことで、月隠の強力な戦技を使いつつ、二刀流攻撃(L1)で出血と凍傷という2つの強力な状態異常を同時に蓄積させることができます。
  • 名刀月隠 + 蛇骨の刀: 腐敗の状態異常を狙える組み合わせ。HPが非常に多い強敵相手に、スリップダメージでじわじわと体力を削り取ることができます。ただし、蛇骨の刀は神秘の要求値がある点に注意が必要です。
  • 打刀(魔力) + 打刀(冷気): 月隠を手に入れるまでの繋ぎや、戦技を自由に選びたい場合におすすめの組み合わせ。両手に好きな戦技をセットできるため、戦術の幅が広がります。

二刀流の注意点:装備重量との戦い

二刀流は非常に強力ですが、武器を2本持つため必然的に装備重量が重くなるという明確なデメリットがあります。持久力に十分なステータスを振らないと、ローリングの性能が著しく低下する「ドッスンローリング」状態になってしまい、技魔ビルドの長所である機動力が完全に失われます。タリスマン「大壺の武具塊」や「緑亀のタリスマン」などで最大装備重量やスタミナ回復速度を補うことも検討しましょう。

総括:エルデンリング技魔ビルドの魅力

最後に、この記事で解説したエルデンリングの技魔ビルドに関する要点を、チェックリストとしてまとめます。あなたのビルド構築の最終確認に役立ててください。

  • 技魔ビルドは序盤こそ苦労するが最終的には非常に強力なビルドである
  • 剣技と魔術を両立した高速かつスタイリッシュな戦闘が最大の魅力
  • 育成序盤はステータス管理が難しく器用貧乏になりがちなので我慢が必要
  • スタート時の素性は侍か囚人が最適解
  • ステ振りはまず生命力を40まで確保しつつ技量と知力を上げていくのが基本
  • レベル200の完成形では生命力60、技量と知力をそれぞれ70から80まで伸ばすのが目標
  • 主力武器は「名刀月隠」が頭一つ抜けて強力、「暗月の大剣」も素晴らしい性能
  • 名刀月隠の戦技「束の間の月影」は火力、リーチ、衝撃力の全てが最高クラス
  • 序盤は打刀を冷気派生させて使うのがおすすめ
  • 防具は知力を上げる双賢の輝石頭や冷気火力を上げる雪魔女シリーズが有効
  • タリスマンは魔術師塊、アレキサンダーの破片、ラダゴンの肖像が三種の神器
  • 人気の月隠ビルドは圧倒的な火力と汎用性で攻略から対人まで全てをこなせる
  • 名刀月隠と冷気の打刀による二刀流は出血と凍傷を同時に狙える最強の組み合わせ
  • 二刀流スタイルは装備重量が重くなるため持久力へのステ振りも重要になる
  • 正しい知識と育成方針があれば誰でも最強の魔術剣士を目指せる
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